MisakiWorld

ゲームから少女マンガ、プログラミングまで。

きみど莉央先生のことと、りぼんとSho-Comiの違い。

Sho-Comiの新連載で、きみど莉央(きみどりお)先生が話題になっています。

www.sho-comi.com

 

デビューしてすごい速さで本誌新連載とのことです。Sho-ComiのLINEスタンプでもきみど莉央先生のものが配布されてました。

それで、デビュー決定時にいろいろ見てたら、たしか、以前「りぼん」の漫画スクールで投稿されていて、それなりに注目もされていたそうなんですね。ご本人も努力賞を取られたときにつぶやいてはったのですが、うまくみつけられないです。

つまり、りぼんからSho-Comiへ投稿先を変えられたということなんですね。

もちろん本人の夢とか希望とかが第一なんですが、私は変に「もしかしてりぼんのほうがデビューしづらいんじゃないのか、、、」とか変な方向に考えてしまいました。すみません。

数年両方の漫画雑誌を見ていて思うのは、このような違いがある気がします。

  • Sho-Comi
    デビューした新人は増刊やアンソロジーにちょこちょこ掲載されていって、比較的? 早い段階で単著が出版される
  • りぼん
    デビューして増刊や本誌にそれなりに人気があれば掲載されるけど、なかなか単著が出ない。また、アンソロジーというのがここ最近無い

たとえばSho-Comiの「えりんご」先生だと、

csbs.shogakukan.co.jp

 

こういったアンソロジーが出て(増刊に載った読み切りの時と、描き下ろしのときがある)

 

花嫁 限定~しあわせで、とけちゃう~ (フラワーコミックススペシャル)

花嫁 限定~しあわせで、とけちゃう~ (フラワーコミックススペシャル)

 

 

 6月に単著が出て、7月から本誌で連載*1

婚約0日婚はどうですか? (フラワーコミックス)

婚約0日婚はどうですか? (フラワーコミックス)

 

 

なんですが、りぼんはこんな(早い)ペースはあんまりないですね。今のところ連載とかコミックスを熱烈に待っているのは、雪森あゆむ先生と、杉本愛紗先生なんですが……

 

Sho-Comiは在籍している漫画家も増刊号のボリュームも規模がでかいので、フラワーコミックスはどんどん出ます。一方りぼんのほうは、RMC(りぼんマスコットコミックス)として数冊。

2015年7月だと椎名あゆみ先生のCookieの連載とか……。CookieRMCとマーガレットコミックスと違うレーベル(ブランド名?)で出すのでややこしいです。

 

三日月と流れ星 1 (マーガレットコミックス)

三日月と流れ星 1 (マーガレットコミックス)

 
発行年月 フラワーSho-Comi りぼんRMC
2015/07 9 3
2015/06 6 2
2015/05 7 3

小学館集英社のホームページで見て数えてみた結果です。ただし、企画ものとかアンソロジーとかもあるんでいちがいに比べられないですが。(2015年の7月発売のRMCルナティック雑技団の新装版は抜きました)

 

新装版 ルナティック雑技団 1 (りぼんマスコットコミックス)

新装版 ルナティック雑技団 2 (りぼんマスコットコミックス)

新装版 ルナティック雑技団 3 (りぼんマスコットコミックス)

 

中の事情はよくわかりませんが、デビューもしづらい? し、その後の単著もなかなか出ないというのは、「ペン1本で食べていく」と決めてがりがり描いている人にはつらい現実かもしれませんね。(まあ今はそんな時代じゃないけど)

方向性が違うというのはあるかもしれません。りぼんは小学生まんが大賞が人気ですし。(入賞すると画材などの商品がもらえて、デビューするわけではない。増刊に掲載。その後、漫画スクール経由や他誌でデビューする人はいる。*2

 

おりしも2015年8月売りの9月号のふろくは本格的なつけペン風ペンがついた画材セットです。

りぼん 2015年 09 月号 [雑誌]

natalie.mu

 

りぼんは60周年企画がまだ続きますので、今後どんなおもしろい企画が出てくるか気にしておきたいと思います。

 

追記

きみど莉央先生の初コミックスが2015年10月に発売予定です。おめでとうございます。書影はあとで更新予定。

 

 

青恋エデン (少コミフラワーコミックス)

青恋エデン (少コミフラワーコミックス)

 
追記2

Sho-comiブログ移転してたの今更気づいてリンクをなおした。この時点での最新作も表紙が美しすぎるのでぜひ。1話は無料で読めるのかな?

 

 

 

 

 

*1:本誌で読み切りを掲載したのは2013年らしい

*2:いたのでまた別記事で書こうと思う