というキャンペーン応募のエントリです。
はてなダイアリー10周年おめでとうございます。「ハイテクキッズ・エッセイ」ははてダの無い頃、1996年12月に「ネオジオCD-Z」が発売されるあたりに初めてぼやきみたいなのを書いたのが最初でして、つまり17年ほど前ということになります。
その資産? がとりあえずテキストデータであるかぎり、こうやってまた公開できて、しかもタグをつけたりして、はてな内キーワードリンクとかもあるし、amazon紹介もできるし、マスターしてないけどはてダ記法も柔軟に使えるし、だいぶ使い慣れてきたという印象はあります。
18年前、目の前にあったのは
10年ほど前のゲームについて書こうかと思ってたんですが、ちょうどこれの下書きをしている1月17日は阪神・淡路大震災の日でもあり、10年じゃなく「約20年前」をふりかえってみたいと思います。*1あの地震から2013年でもう18年になるんだというもやっとした実感があります。18年前、ゲームの世界はどうだったか。ちょっとwikipediaなどでざっくりみたところ、「1995年」ですから(順不同)
- 任天堂はこの時点ではNINTENDO64を発売していた
- が、ドラゴンクエストは6が1995年12月に発売された
- プレイステーション(1)は発売されているがプレイステーション2はまだ発売されていない
- が、ファイナルファンタジー7*2はまだ発売されていない
- 1995年時点ではポケモンシリーズは発売されていない(GB版の赤・緑は1996年発売)
こんな感じです。あの名作やあのシリーズ、ほとんど発売されてませんね。
もしかしたら、これを読んでいる方の一部は、「まだ生まれていない」とか「物心ついていない」って人もいらっしゃるかもしれません。
ゲームのサントラ的な18年前
当時からも自分はゲームのサントラをドラクエ・FF中心に集めていました。F.F.MIXというアレンジアルバムが1994年11月に発売され、それをずっと聴いていたと思います。SFC音源部分は多少の古さはいなめませんが、前半のダンストラックについては、今でも色あせないアレンジだと思います。(人によって評価はわかれますね)amazonで買えるのは再販版かな。
- アーティスト: ゲーム・ミュージック
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
リメイクのない(存在しない)10年ほどまえのゲーム世界
いま、リメイクというか、過去のゲームを別のハードで(一部エミュレートして)プレイすることができます。たとえばWiiや3DSでは、バーチャルコンソールでファミコンやゲームボーイ・スーパーファミコンのゲームなどが。また、プレイステーション3やPS Vitaでは、アーカイブスとしてプレイステーション1(一部2)のゲームを楽しめます。また、2013年だと2月に、最初プレイステーションで発売された「ドラゴンクエスト7」が、3DS版にリメイクされるなど、過去の名作を今買えるハードでプレイできる環境があります。
しかし、20年前くらいでは、あまりそういう事例はなかったと思います。*3
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2013/02/07
- メディア: Video Game
- 購入: 18人 クリック: 273回
- この商品を含むブログ (106件) を見る
ちなみに、筆者が一番大好きなゲーム「ドラゴンクエスト3」の最強のリメイクだと思っているスーパーファミコン版は1996年に発売されています。それまで、何度もファミコン本体を引っぱりだして遊んでいたような記憶があります。
予想は当たったのか?
およそ20年~10年前に予想されてその通りになったことって、どのくらいあるのでしょうか。
つながって楽しむ
たとえばこの後台頭する「ポケモン」シリーズは「交換して収集」するシステムが無線化・ネット化することにより、またほかのゲームでも「すれちがい」などの通信機能の充実により、もっとたくさんの人とつながって楽しめる要素がいっぱいになりました。
また、インターネットの普及により、攻略サイトやコミュニティ(そのうらではmixiのようなSNSの発展も含まれる)も充実しました。
ゲームのパッケージ販売からダウンロード販売へ
そのさきがけがディスクシステム、ディスクライターだとしたら*4、この20年弱でゲームは「ダウンロードして買うもの」への認知も深まったといえます。それを押し上げたのが「とび森」かもしれませんが、バーチャルコンソールで昔のファミコンゲームがプレイできる、そう、もう押入れからひっぱりださなくてもいいのです。
ゲームやゲーム機は「アップデート」できるようになる
それに近いですが、私はゲーム機そのものやゲームに追加機能やセキュリティパッチがあてられるようになる未来が実現したこともすごいと思います。もともとゲームのROM(カートリッジ)にその機能があって、特定のコードによって解放するという形式もありますが、(裏ワザを用いずに)「ゲームの面が増える」とかはすごいと素直に思います。
ゲームの単価が下がる
wikipediaなどを見ていてふと思いついたのでこれもあげておきます。当時はスーパーファミコンのROMカートリッジが平気で1万円していましたけど、今や初回限定盤くらいでないとこの値段は無いですね。話題作も5000円程度で買えてしまうすごい時代です。
よく引き合いに出しますがこどもがお年玉で買えるゲームの数って限られてる、という話*5があるんですけど、もらうお年玉の価格はたぶん変わらず、ゲームの値段はどんどん下がっている。こどもにはうれしいですね。(ぉ
ライバルが増えた(時間・ネット・アプリ)
あと、20年ほどまえにはほとんど存在しなかったものの脅威でしょうか。そのころ、タブレット端末なんて無かった。インターネットが誰にでもというわけではなかった。そして、テレビゲームではない、携帯ゲーム機でもない、「アプリ」という存在。そのなかで従来のゲームがこれほどまでに苦戦するとは思わなかったのではないでしょうか。--その最たるものは(課金型)「ソーシャルゲーム」や、「なめこ」だと思います。*6ゲーム以外だと、やっぱりTwitterやはてなハイクなどのSNSでしょうか。
- 作者: Beeworks,SUCCESS
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/03
- メディア: 単行本
- 購入: 18人 クリック: 190回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
これからの10年、ゲームはどうなるのか
10年後となると2023年。すでに「プレイステーション4」のリリースがあるというニュースもありますし、単純計算で任天堂さんも次のゲーム機を、据え置き型と携帯型ですくなくとも1機種は出してくるでしょう。個人的にはWiiUと3DSが10年後もできる環境であればうれしいかなーとは思います。……しかし10年後って僕はもう47歳。50になってもドラクエ好きとかいう「こどもな大人」はいまよりもっと多いはずですし、そういう人たちに向けた「あたらしい」ゲームもきっと出ているんだと思います。
ラノベの世界だと「ソードアート・オンライン」*7に代表されるような、「全身」がゲーム世界に突入できるような技術がありました。あるいは、「ヤマモト・ヨーコ」のような未来なのかもしれません。ただ、どんなふうになっても、「ゲーム」が楽しめなくなるような世界になっていないことを願います。
- 作者: 川原礫,abec
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: 文庫
- 購入: 29人 クリック: 839回
- この商品を含むブログ (290件) を見る
それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版] 1 (朝日ノベルズ)
- 作者: 庄司卓,赤石沢貴士
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 45回
- この商品を含むブログ (23件) を見る