MisakiWorld

ゲームから少女マンガ、プログラミングまで。

「りぼん」2004年5月号の感想を発見したので供養しておく

 

2004年5月号の感想文

 

2004年4月に書いた感想文が発掘されたので供養しておきます。(ゴザンスってところに載せていた。)

 

 

 

・北沢薫の新連載『E系☆ハイブリッドガール!』だけは、他誌でこういうのをやっているかどうか知らないので断言はできないが謎だらけの今号で唯一「おもしろい」と思った。北沢薫の絵は体のバランスとかが悪いのだが、それを補えるだけの題材(子供ファッション雑誌モデル)と絵のかわいさ(絵はうまくないが、デコレートはだいぶうまくなってきた)が見られた。年をとると絵の上手さ下手さに目がいってしまうので、純粋にマンガを楽しむ子供にはうけるかもしれない。

原田妙子『ピンクでいこう!』来月最終回。っていうか来月終わる理由がわからん。もともと原田妙子は『マーガレット』(高校生~向け)で書いていた人で、少し前『りぼん』で”華のある絵”(後述)を書ける人が欠乏しかけたときに呼ばれたんではないかと思った。だからもう少し連載を伸ばして、毎号のふろくや全員プレゼントの絵柄に使うのではないかと予想していたのに、6回で終わるのが不思議。ストーリーも先月はあと数回続きそうなものだったのに残念。

種村有菜『満月を探して』来月最終回。これはたぶん順調にエンディングに向かっていたのだけど、良くも悪くも今の『りぼん』の背骨にあたる人が再来月から数ヶ月本誌を抜けるという現実に編集部が必死な様子がわかる。前々回の連載作品『神風怪盗ジャンヌ』の廉価版(コンビニで300円くらいで売ってるやつ)発売開始や、「びっくり増刊」での特集、またイラスト集の発売(これはもともと予定に入っていたと思うが)などで、読者離れを抑えようとしているのではないだろうか。

・瀬戸優菜『天☆界☆陸☆上!』2回目。前作『みなみのジュエル』が大ヒットしたような感じがしないのに前回の「びっくり増刊」ではなんと100ページ読みきりを書いて先月からこの作品の連載。しかもしょっぱなから小学生がこれで共感できているのか? と思った。天界が大火にみまわれ、地球・日本に落ちてしまった天界人の少女が、陸上選手にあこがれながら、走ること、救うこと、一生懸命になることを体感していく話、らしい。のだが、最初このへんの設定を隠して記憶の無い陸上部の少女が火を見て天界のことを思い出すにしたほうがよかったのではと・・。予告的にあと2回は続くのでちょっとげんなり。次号ですごい展開が無ければ、買うのをやめそう。

・榎本ちづる『13日は金曜日?』唯一「ホラーもの」として残しておきたかったらしく、一度連載が終了してから数ヵ月後再開した異色の作品。今月は絵に疲れが見える。さらにはっきりとしたコメントは無かったけれども急に終わりそう。

・松本夏実『聖(セイント)・ドラゴンガールみらくる』この人も”華のある絵”欠乏時にオリジナル増刊号から呼ばれたっぽい人。(前作も本誌へ来ていたので、実力はだいぶある人)ところが、意味不明なマンガシフトによって、この人もへたをしたら、また「オリジナル」へ戻されそう。ほんとにそうなったらすごいかわいそうです。


#華のある絵:表紙やふろくにできるくらいの絵を僕は「華のある絵」と言っています。

 

 

今あの人は

ていうか昨今のいろいろで自宅待機してていろいろこのあたりのりぼんや単行本がざっくざく出てきてるんですよね。処分するか、Kindleとかで買いなおすか、悩みどころ。ていうか1998年ころのりぼんって付録付きやと1500円で買い取りするとか書いているサイトもあったりして、粉砕してドキュメントスキャナでとりこんでから捨ててしまった私はものすごく後悔しているわけです。ほしい人がいるなら売りたかった、、、。

 

北沢薫

ざっくりぐぐっても出ないので、表だってこのペンネームで活動はされていない様子である。(別のペンネームだったが、わたしの守備範囲外なので記載しない。)

 

E系・ハイブリッドガール! 2 (りぼんマスコットコミックス)
 

 

全2巻が発掘されてなつかしんでいた。しかも帯コメントが大沢あかねさんだった……。電子配信もない様子である。

 

 

 

松本夏実

 

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榎本ちづる

電子版の配信もなさげで、ペンネームでぐぐってもでなかった。好きな絵柄だった。

 

瀬戸優菜

電子版の配信もなさげで、ペンネームでぐぐってもでなかった。誕生日が田河水泡といっしょらしい(トリビア? まちがってたらすいません)

 

てな感じです。