生成AIへの質問のしかたによっては、うっかり求めてるものと違うものが出てくるという話。
「MisakiWorld Advent Calendar 2025」の13日目の記事です。
MisakiWorld Advent Calendar 2025 - Adventar
先日紹介したこの記事で、
生成AIに要約の音声とか動画スライドを作ってもらった、電車で聞こうかなと思って。たしか、GeminiにURLを渡して
「この記事を日本語で解説し、重要な部分は「英語ではこういう表現である」としてほしい。」
と聞いた。(実はその時点から、本文にない単語を出していたのに気づいてなくて*1)、いろいろきいてから最後にまとめてNoteBookLMにつっこんで音声や動画にしてもらった。
できあがったやつを何回か聞き直してると、もとの記事から思考を広げて、まさに、ふろしきを広げた話しになってるんじゃないかと思った。ODFで文書のデジタル主権を……とか、自分が書いたことの証明としてブロックチェーンが使われるとか……。
でもってここで気づいて、文章を検索して無い単語だよね?? と検索するとやっぱりヒットしない。

それで、聞き直すとこう返事があった。

chainという単語は登場するものの、それは「certificate chain」としてであり--ざっくりいうとSSL証明書とかのルート証明書とか中間CA証明書とかのあれじゃね? と思って聞いたらそういう話になった。

Geminiは紹介したURLの周辺をがーっと見て、別の記事でも使われているから、この記事でも使ってたりとかしたんだと思う。ただ、今回求めてたのはこの記事自体が何を書いているかだったから、書いてない単語を持ってこられることを想定して、自分のプロンプトできっちりそこをききなおすべきだったのかもしれない。(この記事以外のものは参考にしないでください、と加えるとか。)
なお、Geminiがもうひとつ使っていた「デジタル主権」という単語も、じっさいは「デジタルアイデンティティ」のほうで、日本語にするとアイデンティティも主権と読めるからそっちを探りにいったんじゃないかと思っている。本文を検索しても、identity frameworkとかfederated identity ecosystemsとか見出しの時点で「Interoperability and Identity Federation」なので、声高らかに「データの権利を私たちに取り戻そう」みたいなことを言い出してたのにはびびってしまった。--これも最初のプロンプトで「identityという表現については(すべて)枠組みのほうなんで主権がって訳し方はやらんといてね」と書けばまた違ったのだろう。
オチとしては、副業でGenAIを使ってブログやらで稼ぎたい人は、すくなくとも自分が全くわからない守備範囲は避けたほうがいいし*2、プロンプトもそれなりに考え抜いて聞いたほうがいい、という話。個人で楽しむならわりかしどうでもいいけど。