やっと応用情報に合格した件
2025年7月のこと。そろそろ秋試験の申し込みをするか*1と思って、成績照会をしたところ、いつも通り午後で落ちてると思い込んでいた応用情報に合格していました。思わず『ぎゃあああ』と叫んでいた。午前ギリギリやんか……。

ていうか何回受験したか数えるのがこわい。少なくとも以前の記事では、
2017年の春試験で「6回目」らしいので、
応用情報6回目、たぶん午前通過した……。 - なみかわみさきの日記
いや毎回春秋は受けてなかったと思うけど、やっぱり何回受験してんねんってなってる。途中ITSMも1回受けてるし。
てなわけでこの記事で応用情報のことを振り返っておきたいと思う。
合格につながらなかった原因を分析する
これから受験するとか、何回か受験したけど私のように午後がいまいちだった人には効果があるかもしれない原因分析です。今後CBTになっても役に立つと信じて。
私が長年合格につながらなかったのには大きく2つ原因があったと思います。
AP合格に必要十分な知識を頭にためこめていなかった
過去問n年分やれば60点は取れる、つうのは本当の話。あと(紙試験のときは)2つか3つ前くらいまでの問題と同じ問題は出ないので、それより前の問題を頻出順に覚えるか、80問通して苦手なところ補強しまくるとか、みんな大好き過去問道場を通勤電車で繰り返せばいけるのも本当。ただ、とくにここ数回は、一言一句同じ過去問じゃなくてちょっとひねった問題が増えてきたように思う。そういうとき、丸暗記だとぽろっと点を落として58点とかになる。
さらに午後は午前の知識をベースに持ってないと、いくら「問題文を写すような解答でもOK」としても、出題者が何をききたいのかがわからないままになってしまう。
午後の選択をどれにするか、きちんと絞り込めていなかった
初めて受験したときはあまり意識してなかったですが、回を重ねていっても行き当たりばったりで選んでしまっていたことがありました。それはどの問題でもネットワークやセキュリティとかインフラっぽい問題がからんでるし、ちょっとしたコード記載とかにしても、解けそうな数が多いもので選んでしまっていたのです。これは本当に良くなかった。
メインで絶対選ぶものを決めておいて、万が一トリッキーな問題が出たときの保険にもう1つ、とかにしたほうが、結果良かったです。よく「文系セット」「文系ハッピーセット」ってきくけどあれなんだろうなっていうのは実は(1)、2、9、10、11を選ぶことだったと気づきました。
私は最終的に(1)、4、5、10、11を基本として、4、5、10、11が1つも答えられない場合は他のどれかにすることとしました。ただふりかえると4(システムアーキテクチャ)は過去問が一番トリッキーなんで、未経験者の人がしぼりこむ選択肢に4を選ぶのは、避けたほうがいいのかもしれない。過去問を見てあんまり大きくブレなさそうなやつで、自分が点を取れるやつにしておくとか。今だとCBTでFEを勝ち抜いてきているから、3(プログラミング)とかも選びやすいのかも。
応用情報技術者試験もCBT対応になることについて
APも2026年春試験あたりからCBT対応になるとのことです。
応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験におけるCBT方式での実施について | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構
筆記とCBTでは難易度は変わらないものの*2、基本情報がCBTになったときの紙との違いを、試験要綱を読む限り、あると思います。*3
それは基本情報だと「旧午前(科目A)がダメダメでも、旧午後(科目B)の採点をしてくれる」「紙だと全部の問題が採点対象だったけど、CBTは何問か(科目Aの4問、科目Bの1問)が採点の対象にならない」といった部分です。おそらくAPも(すくなくとも午前は)同じようになると思います。このあたりの詳細は試験範囲の勉強をしながら新しい要綱を待ちましょう。
紙時代もそうだったけどCBTだとさらに時間配分と雰囲気に気をつかう必要もでてきます。たいてい、CBTって両隣がいなかったりまったく違う試験を受けてたりするので、会場での鉛筆音とかだれかのため息とかも聞こえてきません。さらにおそらく、自分の試験時間中の人の出入りもまあまああると思います。
まあそういったCBT向けの対策はあるにはありますけど、何よりも「きちんとAPの範囲を勉強して準備する」のが何より一番の対策でしかないなと思いました(大事なことなのでもう1回書きますが、旧午前は暗記でもいけると思うけど旧午後でまさしく「応用がきかなくて」合格点に届かないよ)。
山積みの本
最後に、APに合格するまで積み上げた本とかの列記。(順不同)
●が合格した2025年春試験前や、最近の受験時によく使ったもの。
・ITECのやつ
・技術評論社の過去問集(過去問PDFダウンロード権つき)●
・自分が過去に受験して持って帰ってきた問題●
・翔泳社のAP、FE関連、高度午前
・高橋さんのAP
・ポケットスタディ(AP/高度午前)
・キタミ式●
・ソフトウェアデザイン(全体、石田さんの連載)●
・DSの応用情報H27年版●
・DSの基本情報
・過去問道場(※パケ死しかけててあまり使えなかった)
・Udemyの石田さんの講座●
・同僚たちの応援★
↑紙のほうがいいと思う。鈍器に近くなってきたけど。あと一歩足りない人は全部読み返してギャグに腹を抱えて笑っておくといい。
↑いつもお世話になってて、だいたい粉砕して持ち歩いてた。直近2~3回の問題は本番では出ないので、そこは解説のほうを読む。午後のPDFサービス分も印刷して本番時に目で読むボリューム感を確認してた。(CBTなるとどんなかんじになるかなあ。)
↑以前書籍版を見たこともあるのでは。いまはKindleでびっくりするくらいコスパよすぎで読めます。シラバスの範囲をやさしく解説してくれています。
その昔月刊誌で情報処理試験について扱ったものもあったのだがもうなくて、試験の範囲を解説する動画とかブログとかでたしかにまかなえる知識はあるけど、SDのような雑誌でもって「いま何が旬か」「APで求められる知識が何に生かされるか」を知るのも大事だと思う。
15年の間に変わったこと--情報の教員になれる
なんと応用情報に合格すると、「高等学校(情報)教員資格認定試験」を受験できることになっていた。
令和8年度教員資格認定試験の実施について|NITS 独立行政法人教職員支援機構
なお2004年度までの条件とは違っている。当時は大学への入学ができる人、卒業した人であれば国家資格の有無は問わなかったという。
認定試験が再開されてから、挑戦された方がブログを書いておられたりしている。
応用情報が新しいキャリアパスで使えるようにもなっていたのでそれは純粋にうれしい。
今後の予定(?)
ある意味ひとつの区切りともいえる旧一種にたどりついて、次はどんな旅に出てどんな夢を見るかってのもぼんやり考えているけど、今の仕事に生かせるとすればSCかITSMではある。AUにも興味はあるし、前述の情報の先生も気になる。まあまた無理しない範囲で楽しく勉強できればいいかなと思う。
この記事は「MisakiWorld Advent Calendar 2025」の15日目の記事ともかけもちさせてもらいました。
MisakiWorld Advent Calendar 2025 - Adventar
*1:この時点ですでに年間スケジュールのごとく春秋の試験申し込みがルーチン化しているという
*2:でもいまのFEの科目Bを時間内に解く自信は無いわ……
*3:試験要綱v5.4 P12等を参照。https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/nl10bi0000007smr-att/youkou_ver5_4.pdf



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