MisakiWorld

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夢と趣味と労働について

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この記事は「S社の本25冊アドベントカレンダー」の21日目の記事です。

adventar.org

 

たまたまやけどちょうど4か月前のメモ帳(アナログB5ノート)に書いていた話を引いて来ようと思う。

この数日前に、上野宣さんのツイートが刺さっていろいろ考えていた。なお上野さんについては翔泳社ではHTTPの本と脆弱性についての本がある。

 

 

 

HTTPの教科書

HTTPの教科書

 

 

 なお現在だとPart2ならSlideShareで閲覧ができる。

天職の就き方 〜 ぼくらが旅に出る理由 Part 2 #ssmjp 1501

 

でもって4か月前に、自分はこうメモした。「好き」「できる」「金(になる)」ものを考えたとき。

  • 趣味(好き・できる、でもお金にならない)→創作活動、FLOSS活動
  • 労働(できる・金になる、でも好きじゃない)→SESの仕事、研修の講師
  • 夢(好き・金になる、でもできない)→起業、クラウドエンジニア

(ここでの「好き」は、「本当に」「心の底から」「めっちゃくちゃに」好きかどうかってかんじで考えた)

 

でもっていろいろ書いているときに、ぼんやりと「マーケティング」も好きな部類かなあと思っていた。セールスとかマーケティングとかの細かい話はよくわかってないので、夢か趣味のあたりかなとかと。

 

その小さな興味をフォローしてくれるもののひとつが、MarkeZineとSalesZineである。(そのほか、本屋でこういったジャンルの本のところをうろうろしたりする。)

markezine.jp

 

saleszine.jp

 

MarkeZineだときっと業界の人がみるものなのだろうので、個人で買うにはちょっと手が出ないから、メールマガジンだけ見てるんだけども、知らない世界の言葉をちょっとずつ見ることができて楽しい。

 

好きを好きなまま大事に趣味で置いておくか、お金にするには何が足りないのかを考えたりするのにも役立っている。

 

(余談)

今回 #翔泳社ブックアンバサダー で応募した本についても、平日昼間の労働で役立つというのと、個人的にWindowsOSをいじっている趣味がかけあわさったから選んだというのが大きい。

scrapbox.io

ひとはだれでもフリーランサー

この記事は「S社の本25冊ノック」の19日めの記事です。今日はこれ。技術書ではない。

 

adventar.org

 

 

情報はすこし古くなってしまったが、手作りのアクセサリーなどを売って収入を得たいひとへのアドバイスが詰まっている。

100項目については、目次に記載されていて、一度見てもらったらわかると思うんだけど、

 

ハンドメイドで夢をかなえる 本気で売るために実践すること100(田中 正志)|翔泳社の本

(目次から一部引用、さらに省略してます)

001 売るために良いと思うことは、すべて実践する。
002 夢ノートに未来の自分の姿を書き出す。
003 夢を目標・計画に落とし込む。
004 夢に締め切りをつける。
005 夢をみんなに宣言する。

059 自分を卑下して安価に設定するのをやめる。
060 価格にあった売り場を選ぶ。
061 先に値段を決め、それにふさわしい作品を作ってみる。
062 プロとして「原価」を意識する。

 

(引用ここまで)

 

プログラムコードや、アプリ、小説や音楽といったコンテンツクリエイターにも、共通して参考になる話が多い。

 

さらに、ワークシートのデータまでダウンロードサービスがある。いろいろあれこれ迷っているなら、一度ワークシートにまとめたり、メモしてみるとみえてくるものもある。

 

何かの技術やその成果物で収入を得ていく人たち、そのなかでもうまくいっている人たちには、自分にない特別なセンス、運、あるいは資金、時間、こころのよゆうがあるのでは、と思うことはけっこうある。

でもこの本を見ていると、1つ1つのことなら自分でもすでにやっていたり、簡単だよねと思ったりする。きっちりこれとおなじ100個でなくていいけど、きちんと積み重ねてかたちにできているか? と考えてはっとする。「差」はここにあるのかなと思う。

 

余談として、最近好きなTwitter発(と思う)の本を挙げてみる。フリーで読める範囲で楽しんでいる人もいるし、グッズに課金している人もいるかもしれない。中の人がどこまでやるか(出版を目指すかとか)、最初に決めていなかったこともあるかもしれない。でも何もしなかった人より、最初に、1話目を書いてアップ(SNSに投稿)した。これが「差」である。 

 

 

 

しかるねこ

しかるねこ

 

 

 

 

 

先輩がうざい後輩の話: 1 (comic POOL)

先輩がうざい後輩の話: 1 (comic POOL)

 

 

僕も週刊であやしいものを描き始めてもうすぐ100号になる*1。何かが変わると信じている。

 

misakiworld.hatenablog.jp

 

*1:たぶん順調にいけば2021年1月の頭に出るやつが100号になる

IT業界で飯を食うために英語力は必須か?

この記事は、S社の本25本ノックの15-18日めの記事になる予定です。です。

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通して言いたいのは、タイトルにある『IT業界で飯を食うために英語力は必須か?』について。結論から言っちゃうと私自身まったく英語自信無いけど気合いで飯を食えている。でも、知ってたほうが、きっと楽になるでってあたりです。

4冊を1日1冊ずつコメントしていく予定です。

 

 

 

「現場で困らない! ITエンジニアのための英語リーディング」で、英語に”浸かる”

 

www.shoeisha.co.jp

 

でも気合いで飯を食えるまでに20年くらいかかってるので、これからIT業界にとびこむ、学生さんなんかには、こういうのを読んで「IT業界の雰囲気」を見てほしいかなと思う。ただ読み書きができるだけでなく。

並行して、ITパスポートとかーーようは情報処理のボキャブラリーを増やしていってほしい。そこにある索引に書かれた略語、カタカナ言葉のもとの語源とか。ほんとにほしい情報にたどり着くには、「ウィンドウズ 設定」より「Windows configuration 」で検索したほうがはやいときがたまにある。「ITエンジニアのための英語リーディング」には、検索のコツや、辞書の有効な使い方も書かれている。

 

財力があるなら、オライリーの太い本を原著と翻訳2つ買ってタブルで読むのはありやと思う。英語のドキュメントも、てきるだけ左右で原文と翻訳を並べるのがおすすめ。

 

Twitter活用もありかな。サービスの公式の英語のアカウントとかフォローするとか。

 

最近知ったのは、大学の教科書。文系だったから、理系に向けた英語の本があるのを知ってこれは面白いと思った。となると「コンピューターサイエンス」の本でもよいのかも。それだとカーニハン先生のやつとか。

 

  

 わたしはこれの1つ前の版を持ってるんだけど:

 

 

これの原著はこちら。

 

 

kernighan.{com,org,net,ca}

 

 

 

「図解まるわかり プログラミングのしくみ」で、IT業界のノリをつかむ

 

忘れないうちに書いておくと、目次と索引が秀逸。それと、OSSのことはメインてはないので、それを知りたいひとは別の文献をあたろう。

 

図解まるわかり プログラミングのしくみ

図解まるわかり プログラミングのしくみ

 

 

この本は食わず嫌いで放置プレイしかけていた。たぶん初学者向けのことしか書いてないんだろうなと。

そしてきちんと、読んで、その通りなんだけど、これを読む前と後だと、特に新人では差が出るな、すごいチートな本だなと感動した。

 

プログラミングとは、何でどうなってとか、初学者が詰まる変数とかももちろん触れているうえで、この本のすごいところは、開発で飯を食うための基礎知識も押さえてあるところ。そこにはどこかの怪しいオンラインサロンできかれるゴージャスなガーファとかゆるふわ意識高いものとかは無い。もうちょっと詳しく知りたいひとはそっちの方の本にシフトすればいい。

 

インフラエンジニアの教科書

インフラエンジニアの教科書

 

 

 

SEの基本 この1冊ですべてわかる

SEの基本 この1冊ですべてわかる

 

 

英語のような呪文のようなコマンド名や、独特の言い回し、略語ーーそれらは「英語」であるか? といわれると、どうだろうか?

 

 

【余談】

こんな本を見つけた。

 

ITエンジニアのための中国語入門

ITエンジニアのための中国語入門

 

 

たぶん「何を書いているのか分からない」ことを理解するにはこういう方向の本がいいのかな。私が書いて考えてきたのは、単語の意味がわかっても、それらをつなぐための下地がないと、飯を食えるところにはたどり着けないと。

 

 

「ビジネスマンのための新教養 UXライティング」で、理解のしかたをつかむ

 

この本は向きとしてはインプットではなく、アウトプットの手法について、かつ、日本語でのものになる。

 

ビジネスマンのための新教養 UXライティング

ビジネスマンのための新教養 UXライティング

 

 

内容ははやりのUXに向いているが、前書きにはどこから読んでもいいよと好感が持てる記載があり、参考資料も今後の勉強に役立つポインタとなっている。

ひとつのテーマをワンセンテンスで書くことなどは、これまでの同様の参考書でも基本としてあげられている、つまり奇てらったような斬新さとかはなくて、安心して読める。

 

さすがに、yesとnoを間違えて読む大人はいないと思う。でも、日本語だと「どっちやねん」と迷う表現をしてしまうことはよくある。

 

ぱらぱらとあつめてきた、かたことの英語のかけらや、学び始めたカタカナ用語や略語、それを伝えるところまでがワンセットだと思う。英単語だけ覚えてもテストでは満点が取れない。 

 

 

HTML5の絵本 ~Webコンテンツ作りの基本がわかる9つの扉~」で、あたりまえになったWebの概要をつかむ

 

HTML5の絵本

HTML5の絵本

 

 

少し出版されてから年が経ってしまったけれど、その昔雑誌の切り抜きや、ナツメ社のリファレンス(好きすぎて改訂版とかも買ったはず)を使い倒した自分にとって、古い知識を入れ替えるいい本だった。

 

 

 

インターネットのデジタルネイティブにも何世代かあって、個人的にはWikipedia以前、Google以前、ADSL以前、そしてHTTP以前、区切るならその辺かなと思っている。

いまでも新卒に「インターネットのサービスでHTTP は後発(個人の感想)」と言ったり、まだ本にHTTP のことが書いていなかったことを言うと驚いてくれる。

 

 このスレッドでも書いたんだけど、このころ

 

まだこの時点ではハイパーテキストがこんな方向に発達(していないかもという意見もあるだろうけど)するとは想像つかなかっただろう。自分はこのもう何年か後に雑誌の特集でHTMLに出会って、これもまたある意味人生が変わった。

 

そしてこのあたりを生きてきた人にとって、HTMLはDOSコマンドやLinuxのコマンドのように、息を吸って吐くように読み書きできる言語のひとつになった。--これがはたして英語かといわれると、タグやコマンド名の由来は英語かもしれないが、英語力があれば必ずマスターできるわけでもないことに気づいてくれるだろうか。

 

まとめ

 

4日くらいかけて、いろいろ考えたので、また文章がうまく整っていないところは直すとは思うけれども、冒頭で

 

通して言いたいのは、タイトルにある『IT業界で飯を食うために英語力は必須か?』について。結論から言っちゃうと私自身まったく英語自信無いけど気合いで飯を食えている。でも、知ってたほうが、きっと楽になるでってあたりです。

 

と書いた通り、英語ができるからといってそれと情報処理・コンピュータサイエンスプログラミング言語のノリを理解できるかといえば難しいですが、知っていた方が楽、このへんはぶれずに書けたかなと思います。