くどいけど自分の気になる方面しか見てないので、挙げた以外にも移籍はあると思いますん。
あんまり詳しい事情はわからないんですが、だいたい、少女漫画家さんはデビューした時点で「その雑誌のみ」の専属契約を結ぶらしいです。そして、他誌へ行くと原則として以前の雑誌からは「卒業」となります。
種村有菜先生は「りぼん」との専属契約が終了したこと、「りぼん」2013年1月号(2012年12月頭発売)で『桜姫華伝(さくらひめかでん)』が最終回を迎えるということが、個人的には印象に残っています。僕のはてブのタグを見てもわかるとおり、種村有菜先生は僕の人生に少なからず影響を与えた作家さんなのです。
13巻~14巻で完結しそうですね。となると「紳士同盟クロス」をこえるってことかな。
こういった移籍情報っていうのは雑誌が公式に出すことはほとんどなくて、情報源としては作家さんの公式ブログやTwitterによるところが大きいです。雑誌本体だと、帯にささやかに書かれていることはあります。だから、そういうのを見ない人にとっては、ある日突然他社さんの他誌にあの作家が?!?!となることもしばしばです。
ただ少女漫画を読むこどもにとっては、「誰が」というソースはあまり重要ではありません。本屋さんに買いに行ってもその日の気分とかで選んでしまうものなんですね。もしかしたら毎月レーベル固定で買ってるのは僕らのような大人だけなのかも。
閑話休題、まず2012年をふりかえると年明けそうそうびっくりしたのは、Sho-Comiの藍川さき先生でした。しかも「プリンセス」と「マーガレット」へ。これはびっくり。
藍川さき先生のブログでのコメントは後で見ました。
Sho-Comi時代は「僕から君が消えない」あたりが好きでした。PC作画に変わられてからの塗りの濃い絵柄がけっこう好みです。
Sho-Comiでは、目力がある(と思っている)咲坂芽亜先生も「ちゃお」へ移籍されました。(2011年に移籍のお知らせを出されていたんですが、本格的に作品が出ているのは今年なんで、、、)
こちらも「最近新作がSho-Comiで無いなあ」と思っていたら移籍してはりました。
そして、りぼんで一度デビューされているんですが、第70回小学館新人コミック大賞で入選され、Sho-Comiで再デビューされた、杏堂まい先生。(ブログにはりぼん時代のペンネームも記載)順調に2作目も増刊で掲載されていて、来年のご活躍を期待しています。
同様にりぼんでデビューされたアミュー先生(りぼん時代は「桜アミュー」名義)が、ジャンプスクエアで連載をはじめ、単行本を出されました。
この作品は未読なんですが「りぼん」時代はさわやかな青春物語が印象に残っています。
また、この記事の下書きを書きためているときに新たに、りぼんでギャグ漫画を描かれていた加藤もみじ先生がちゃお(DX)へ移られていることを知りました。(Twitterでは名字しか書いていないんだけど加藤みのり先生だと思う)
移籍というか、メインの雑誌が休刊してしまったので活動の場を移られた方の活躍も目立ちました。Sho-Comiの妹的立場だった「ちゅちゅ」からは、水都あくあ先生や中嶋ゆか先生が「ちゃお」へ、また杉山美和子先生や 七島佳那先生は「Sho-Comi」で人気連載を持っています。
これはノベライズ版ですが、とにかく男の子が色っぽくてかっこいい。
「よさこい」をテーマにした作品です。
そして最後にまとめというか、体感的な漫画家さん異動傾向としては、「りぼん」からの転出が多い感じがします。もちろん人気作家さんも新連載を開始したり、新人さんも活躍していますけど。
この年になると漫画家さんがデビューしてから成長していくのを見守るのが若干楽しみでもありますので、今後も(自分が読んでる範囲だけですけど)ウオッチし続けようと思います。まあ末端の読者でしかないんですけども。できればすべてのデビューした作家さんが、おごることなく、コンスタントに、増刊でもいいので作品を発表していってほしいなあと思います。
「おごることなく」って書いたのは、ちょっと某所でとある新人賞を取られた作家さんが、非常に残念な態度をTwitterで見せていたから、です……。気に入った漫画家さんはリストに入れてウオッチしているんですけど、その人だけはどうしてもなじめなくて外しちゃいました。ですからこのエントリも非常に個人的な意見で偏っているわけであります。
(後記)この記事書きながらいろいろ調べてたら、あと数人「りぼん」から転出された感じの漫画家さんがいらっしゃいました。うーん、もう「りぼん」(本誌or増刊)で新作が読めなくなるのはちょっと悲しいなあ。移籍先でどんどん有名になってほしいですねー。