このブログエントリは「S社の本25本ノック」の4日めの記事です。
ハローというと「ハロー、バイファム」なんだけどサムネイルが出てこなかったので、ハロー、イノセントにしておく。ハロー、ララベルもあったな。
どまじめ男子(あまり経済的に恵まれていないが高スペック)と、不良女子のボーイミーツガールである。
今日と明日でいわゆるあずき本こと翔泳社のあれを紹介する。
翔泳社の教本シリーズはほぼ一強で、「この本の内容を全て暗記すれば試験に受かる」とされる。それは単純にいうと試験のシラバスに沿って網羅しているということになる。ここまでなら他社でもできるし、じっさい某情報処理試験のとある会社のとある本は、ipa のシラバスを丸写しに近いやつもある。あずき本については、版をかさねるごとに、うまく取捨選択ができていると思う。
あなたはどういう経緯でLinuxに出会ったのだろうか。いきなり上司にこの本を渡され、「客先で有資格者の案件なんだ、よろしく」などとにこやかに肩を叩かれ、これはリストラか、はたまたセクハラかとぞわぞわが残っている左肩を撫でているのかもしれない。
この手の本の一冊目がこれだとかなりきついと思ったあなたは、本屋に行ってみる。雑誌のところで、猫雑誌のそばにあるこれを買ってみた。
リモートワークをしている先輩にそれをチャットで話すと、どうして猫雑誌を買わなかったのかと言われつつも、「もういまはデュアルブートも流行らねえしな」と、練習するならWSLでもいいのではとすすめられた。
……という妄想をしてみたが、あずき本はLinuxを使うための本というカテゴリーではないので、1から勉強であれば「1年生」を手に取るほうがベターだ。
あずき本には進級や卒業の概念がない。本は試験後も手元にリファレンスとして置ける(オフライン環境で威力を発揮する)。また、Kindle版だと索引単語から本編にリンクもあるし、横断検索もできる。
堅物の先輩ならば、「使っているシステムのman を読め」などと言うであろうが、ググって出てきたアフィリエイトブログの中身をコピペするようなやつではないなと感心させることができるだろう。