はじめに
この記事はLibreOffice Advent Calendar 2019の11日目の記事です。……ごめんなさいごめんなさいorz
いや、あきがあったから気軽に登録したんですよ、そして仕事が(言い訳にしちゃいかんけど)ふがふがほげほげしてたら、こういうめんしょんがとんできました。
きこえますか… @MisakiWorld さん… @LibreOffice_Ja です… あなたの心に、ではなくてみんな見える普通のツイートで呼びかけています…書くのです…アドベントカレンダーを書きましょう…締切すぎてます…よろしくお願いします… https://t.co/st0GSJc4zu
— LibreOffice 日本語チーム (@LibreOffice_Ja) 2019年12月12日
自分の立ち位置を考えてみる
なぜアドベントカレンダーに登録するくらい、あるいはイベントに行くくらい、あるいはそこにかかわるメンバーが好きなくらい、LibreOfficeに意識をひっかけておこうとするのか? それは以前書いたはてダの記事を引用するところ、ここなのだろうねって思います。
それで、後者の方はつまりLibreOffice勉強会でみんなでわいわいいってた話なんですけど、やっぱもう、パソコンで文書書くってのは、もう某MS WordとMS Excel(方眼紙あるいはネ申Excelをふくむ)、あとたまにパワポで「決まったフレームにおさめる」ようなやりかた、ワードエクセルの操作のしかたに振り回されちゃってるよねというあたり。 文書がビジネス文書なのか、小説なのか、はたまたテクスト()*4なのかってのはあるけれども、それにしても「プロプライエタリ」なものにしばられすぎてるよね。 文字を打つのが困難な人たちにとっても、音声や目の動き、ほおの筋肉の動きで文字を出せるようになっているんだけども、その先の選択肢が少ないのはすごくもったいない。 ベタうち、あるいは音声などで”素描”したテキストファイルがあって、それに構造化をスパイスしたのがMarkdownでありMarkupLanguage(HTML,XML)である。(もちろんTeXにも敬意をはらう。)それらをとりこめるものをユーザが、時と場合に応じて、柔軟に選べるのが理想だと思う。
User-Objectは管理されるべきであり、Users-Documentは解放されるべきである - なみかわみさきの日記
LibreOfficeは、いわゆる「フリーソフト」の領域でもあるけれども、そこで扱われるドキュメントは、某プロプライエタリのソフトウェアに縛られることなく、自由である、だから好きだ。これは間違いないと思ってます。そして、それになんらかのかたちに関わることができればめっちゃ人生楽しいじゃないか、(FLOSSのどれかも含む)というのが自分のFLOSSに出会ってからのスタンスになっています。
ことしのオフィスソフトのはやり
僕調べですけど、家電量販店のチラシや、PC中古販売サイトとか見てると、数年前よりも、「○○オフィス搭載」とはっきり書かれるようになりました。前は「オフィス搭載」だけだったりしてnot MS officeだった、というのもあった気がするけど。
そこで見られるものは、WPSとポラリスがありました。なお、MS Officeは、パーソナル版が多い気がした。(チラシの場合。)
WPS Office
互換ソフトウェアとして おそらく首位を走っていると思う。この前、中古でパソコンを買ったら、HDDは交換済み*1で、これのライセンスがついてきた。
Polaris Office(ポラリス オフィス)
ことし、名前をよく見るようになったのはPolaris Officeでした。全然調べられてないけど、プロプライエタリとのこと。日本の企業でも採用実績があるそうなので、今後もっと知名度が高くなるかもしれないですね。
MS Office 365
パッケージ版のMS Officeではなく、サブスクリプション版のOffice365を使う人もどんどん増えていると感じます。年1万円程度というのも、まあ妥当なところでしょう。*2細かいところとしては、大学ライセンスで学生時代使いまくってたけど、就職したらそこではライセンスが無くて違うオフィスソフトに苦戦しないかしらっていう心配はしてる。
MS Office 2010よありがとう(2020年10月サポート終了)
そして某所でWineの上で動かそうとかしているMS Office2010ですが*3、ついに(やっと)2020年10月でサポート終了となります。
Office 2010 のサポート終了 - Office 365
ですので、家にライセンスがあるからMS Officeが入っていないパソコンでも大丈夫、とという方も、そろそろ次はどうするか考える段階になっています。
LibreOfficeの名前はあまり聞かず……
またこれも自分の感覚ですけど、文書を作成するときに使うソフトウェアの選択としても、LibreOfficeはあまり聞かれず、まだまだ「OpenOffice(.orgのほう)」ともいわれています。そして、そもそもユーザが文書を作成するシーンも変わってきていて、年賀状も文書というなら、それはオフィスソフトではなく、年末になるといっぱい出てくるムック本の添付ソフトとかでまかなえますし、一太郎はどんどん同人誌を作るときにほしい機能が増えているし、「オフィススイートでなければならない」→「オフィススイートの雄であるMS Officeでなければならない」→「その互換ソフトを利用したい」というニーズも、減っているのでしょう。私としてはユーザが減るのは仕方がないとしても、AOOと誤解されてるところは直したいし、もうちょっと何らかのかたちでコントリビュートしたいところです。
さっきメーリングリストの過去ログあさったら、自分まったく発言していなかった。これも本当に申し訳ないです。
2020年の目標
2019年から具体的な目標を立てていろいろやりはじめてます。2020年は、LibreOffice関連で何か定期的にやりたいと考えています。それが翻訳なのかバグだしなのか、エゴサして啓蒙(けいもう)なのかとかは、まだ決めてないけど。書いたからには来年のアドベントカレンダーで、しっかりした報告ができるようにしたいです。
……記事は以上のつもりなんだけど、いいサムネイルがなかったので、あとで設定しておきます。